今でも犬を放している地方にはみられる、癌細胞が犬から犬へ移る病気である。したがってこのような病気が起こること自体、犬の飼い方という点では恥じるべきことである。発生は生殖器周囲、あるいは鼻や口にみられる。
ペニスや腟の周囲に赤い色のカリフラワー状の固まりが作られる。同じ様なものが口の中や鼻にみられることもある。一部は内臓に転移してゆくものもある。
まずもってその犬と他の犬の接触を断ち、これ以上の癌細胞の伝搬を防ぐ。そして薬物療法が比較的効果があるので、それを行う。まれに薬物の効き目が悪い、突然変異の癌細胞が流行していることもある。