JBVP一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
Japanese Board of Veterinary Practitioners

猫の病気アトピー

アトピーは花粉やハウスダストなどのアレルギー原因物質の吸引による皮膚病で、猫では犬よりも少ないようですが、ノミや食事で解決がつかない場合には検討が必要です。原因物質によって病気が季節性の場合も季節に関係ない場合もあります。猫はかゆみに対して毛をなめて左右対称の脱毛を起こしたり、粟粒性皮膚炎がみられたり、あるいは顔面がかゆくて口唇、鼻、眼周囲をこすったり、好酸球肉芽腫群の病変ができたり多様です。

診断

好酸球性の皮膚の病気を消失させるのは、ステロイド注射で可能です。しかし、原因について治療しないと、必ず再発します。したがって、真の治療は、アレルギーの原因を取り除くことでしょう。ノミや食事については比較的これは容易です。しかし、アトピーの原因を特定したり、除いたりすることは必ずしも容易ではなく、様々な痒みを止める薬を使わなくてはならないこともあります。