JBVP一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
Japanese Board of Veterinary Practitioners

犬の病気皮内角化上皮腫

良性の表皮由来腫瘍で、若い雄犬に多い。通常は単発性であるが、ノルウェージャンエルクハウンドでは多発することがある。0.5-4cmの直径の隆起した結節状の病変で皮膚表面には穴があいている。内容はチーズ様角化物である。単純切除で治癒する。類似の病変に表皮嚢胞というものがあるが、これは毛包が角化物で充満して拡張したもので腫瘍性ではない。しかしながら多発する場合がある。