リンパ球の悪性腫瘍で、多くの場合複数のリンパ節が腫れてくる。下顎、肩前、腋窩、膝窩(ひざのうしろ)などのリンパ節は腫れるとわかる。
最初はリンパ節の腫れ以外元気であるが、しだいに元気食欲もなくなり、やせてくる。貧血が起こることもある。
唯一、化学療法(薬物療法)の効果が証明されている悪性腫瘍なので薬物療法で治療する。寛解も可能である。ただし再発もあるので完治するということはない。しかしながら比較的健康な状態で数カ月から長いものでは年の単位で生存できるので、犬の1年は人間の数4-5年に相当すると考えれば、治療を行う意味も十分ある。