JBVP一般社団法人 日本臨床獣医学フォーラム
Japanese Board of Veterinary Practitioners

猫の病気耳の構造

猫の耳は外側からみると、耳介というとんがった特徴的な構造があり、その中に穴があって中に続いています。耳介は遠くの音をとらえるため、また耳に蓋をするための構造です。なぜ普通はぴんと立っているかというと、皮膚の下には軟骨があるからです。そして穴が中に続いているのが外耳道です。しかし、中のみえない部分には複雑な構造があり、外耳道に続いて中耳があり、またその奥には内耳があります。中耳から内耳にかけては、音を聞くことと平行感覚を保つために重要な構造があります。内耳から脳に続く部分は前庭(ぜんてい)と呼ばれます。